2012/01/27

青カビの魔法・ゴルゴンゾーラ

ワインのおつまみで、今月の私のお気に入りだったのが、ゴルゴンゾーラ・チーズ(Gorgonzola)。

チーズ大国・イタリアでも、ゴルゴンゾーラはその代表格であり、世界で最も有名な
ブルーチーズのひとつです。
せっかくなので、ゴルゴンゾーラについて少し紹介したいと思います。


発祥は、ミラノ近郊・ゴルゴンゾーラの町。時期は諸説ありますが、9-10世紀頃のこと。
現在では、ミラノを州都とするロンバルディア州、および隣接するピエモンテ州で生産され、
保護原産地呼称DOP (Denominazione di Origine Protetta)に指定された生産地域に限定
されています。

ゴルゴンゾーラは牛乳から作られるチーズですが、最も特徴的なものが、断層状に含まれる
青カビとその独特な香り。
ピリッと辛味のある刺激的な風味は、一度好きになったら病みつきになる味です。


私が重宝している理由は、様々なワインに合わせられるから。
赤・白・ロゼはもちろん、デザートワインやマルサラ酒などにもよく合います。

それでも、ワインに合わせる目安にするには、ゴルゴンゾーラがドルチェ(Dolce)とピッカンテ
(Piccante)の2種類に大別されることを知っておく必要があるでしょう。
熟成期間2ヶ月以上のドルチェはクリーミーで甘味があり、同期間5ヶ月以上のピッカンテは
硬くて辛味が強い、という特徴があります。


そのまま食べても美味しいですが、マスカルポーネ・チーズとクルミを添えるのが伝統的な
食べ方。

ピッツァの具材としても有名ですね。
4種類のチーズをのせた「クアットロ・フォルマッジ」には、必ずゴルゴンゾーラが入ります。
私のオススメは、ゴルゴンゾーラと生ハムをのせたピッツァ。コクがあるのにデリケートな
味わいは、エレガントなディナーにもピッタリ!

野菜ならトマト、セロリ、ペペローニなどに合い、フルーツなら洋ナシ、リンゴ、イチゴなどにも
よく合うでしょう。ハチミツやジャムとも相性抜群です!

この他にも、パスタ、リゾット、肉料理などのソースに幅広く使われ、サラダに入れても
個性的なアクセントをつけてくれるに違いありません。


買ってきたゴルゴンゾーラは、アルミホイルに包んで冷蔵庫に保存し、早めに召し上がって
くださいね。臭いが気になる場合は、タッパーやジップロックなどの密閉容器に入れると
いいでしょう。


ゴルゴンゾーラ協会・公式サイト(イタリア語・英語・仏語・独語・スペイン語)
http://www.gorgonzola.com/

Gorgonzola DOP

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